9月15日

第1試合

大会随一のインサイドの高さをもつ奈良学園大学と全員バスケで白星を掴みたい関西学院大学の試合。開始から関西学院大学#4井上・#12水谷のパワープレイで奈良学園大学のファウルを誘う。奈良学は#9陽本のドライブインや#10野々村のリバウンドで食らいつく。後半になっても関学大のディフェンスは緩むことなく奈良学を苦しめる時間が続く。奈良学は3Pシュートで応戦するも決まらず関学大はインサイドで得点を重ねていく。奈良学はタイムアウト後オールコートの激しいディフェンスで関学大のミスを誘うがファウルが重なり、差を詰めることができない。奈良学は応戦するも、73-57で関学大が勝利した。

第1Q、先制点は、関学大#12水谷がインサイドプレイからファウルをもらいフリースローを決める。関学大は開始から#4井上・#12水谷が果敢にリング下まで攻め込み奈良学のファウルを誘う。奈良学#9陽本の鋭いドライブと3Pシュートで食らいついていく。残り3分、関学大#4井上が速攻から得点を重ね、10点差をつける。奈良学、たまらずタイムアウト。タイムアウト開け、関学大は激しいディフェンスを見せ、奈良学はショットクロックぎりぎりの攻撃となる。掴んだリズムを生かした関学大は、#4井上・#12水谷のパワープレイで加点し、25-17と関学大がリードし終了。

第2Q、得点を縮めたい奈良学は、#12源のドライブアシストから#10野々村がシュートを決める。奈良学#10野々村の力強いリバウンドで関学大にファウルが重なる。両チーム激しいディフェンスで簡単にシュートを打たせない。関学大#4井上のジャンプシュート、奈良学#9陽本のドライブインでどちらも流れを渡さず、39-32で関学大がリードを保って前半を折り返す。

第3Q、奈良学#9陽本のアシストから#28糸数がファウルをもらいフリースローを沈め、試合が動き始める。この勢いのまま、奈良学は攻めきりたいところだが、すかさず関学大#12水谷がゴール下でファウルをもらいフリースロー2本決められる。関学大#20川腰のインサイドプレイで奈良学との差を広げていく。奈良学は高さを活かしたプレイで応戦するも、前半から続く関学大の激しいディフェンスを前に得点を重ねることが出来ず、57-40で関学大がリードを広げ、終了。

第4Q、両チーム得点が入らない中、奈良学#20伊藤が速攻からジャンプシュートを決め、奈良学に流れが傾く。奈良学のディフェンスに対し、攻めきれない関学大はタイムアウトを要請。関学大#5渡辺・#20川腰のインサイドプレイで奈良学にファウルが重なる。奈良学#9陽本が3Pシュートを決めるも、関学大#12水谷のパワープレイを止められず、奈良学がたまらずタイムアウト。奈良学は、前から激しいディフェンスで関学大のミスを誘う。しかし、前半のファウルが響いて差が詰まらない。最後まで激しくディフェンスを仕掛けた関学大が73-57で逃げ切り、勝利した。

記入者 井上南緒

第2試合

前日、初黒星を喫し連敗は避けたい武庫川女子大学と、連敗から抜け出したい園田学園女子大学との白熱した一戦。前半からオフェンス、ディフェンスともに激しい競り合いとなる。3Pシュートとバスケットカウントを中心に得点を奪い合い、緊迫したゲーム展開となる。ディフェンスにも拍車がかかり、緊張が走ったまま後半へ。後半、武庫川#4土田・#9高橋が会場を沸かすプレイを見せ、チームを鼓舞すると、流れは一気に武庫川へ傾く。しかし、終盤、園田大は1対1を果敢に仕掛け、得点に繋げ、流れを取り戻す。終始点の取り合いが続くゲーム展開となったが、激闘の末、81‐70で武庫川が勝利した。

第1Q、開始早々、武庫川が先制点を奪う。序盤から激しい園田大のディフェンスと中と外の連携した武庫川のオフェンスがぶつかり合い白熱した試合が繰り広げられる。武庫川がシュートを決めると園田大も得点を決め返し、両者ともに一歩も譲らない。中盤、武庫川#8南部がバスケットカウントで得点し流れは武庫川へと思われたが、園田第#9砂本もバスケットカウントで得点をもぎ取り、シーソーゲームとなる。終盤、3Pシュートで点の取り合いが始まると、1ゴール差の展開に。両チームともディフェンスにも拍車がかかり、コート・ベンチともに緊張が走る。残り30秒、武庫川が連続得点を挙げ、園田大との点差を広げると18‐12で第1Q終了。

第2Q、武庫川の流れを断ち切りたい園田大は鋭いドライブからファウルを狙う。園田大#9砂本の2Pシュートで少しずつ武庫川に詰め寄る。しかし、武庫川#7藤田も譲らずバスケットカウントで得点を8点差へと広げる。中盤、またもや両チームの点取り合戦が始まる。園田大は果敢に攻め続け得点を5点差まで縮めると、#19西山が立て続けに2本の3Pシュートを決め1点差へと詰め寄る。終盤、両チームとも3Pシュートとバスケットカウントで得点を奪い合い緊迫した展開のまま40‐36で武庫川がリードし、前半を折り返す。

第3Q、序盤から第2Qに引き続き緊迫したゲーム展開に。両チームとも得点を奪いに執念深く攻めるが得点に繋ぐことができず均衡状態が続く。しかし、武庫川#9高橋が3Pシュートを決め、均衡を破ると園田大も3Pシュートを決め返しさらに連続して得点をもぎ取り2点差へ。中盤、武庫川#9高橋が今試合5本目の3Pシュートを決めるという大活躍を見せ、チームを鼓舞する。終盤、武庫川#4土田が連続してフローターシュートを決めて園田大を再度突き放し10点差をつける。流れが武庫川に傾いたところで63‐51武庫川リードのまま第4Qへ。

第4Q、先制点は園田大が奪うと武庫川も2Pシュートで応戦する。シーソーゲームが続く中、武庫川の連携したプレイが炸裂する。園田大もファウルをもらい、なんとか食らいつき得点を10点差にとどめる。終盤、園田大#46窪田が3Pシュートを決め、息を吹き返すと2Pシュートで得点を重ねるが、武庫川の背中を捉えきれない。残り1分、激しいディフェンスでボールを奪いに行く園田大に対し、武庫川はボールをキープし、確実にシュートに繋げてリードを保つ。激闘の末、81‐70で武庫川が勝利した。

記入者 池野友泉

第3試合

相手をじわじわと追い詰め、スティールに繋げる粘り強いディフェンスが特徴の立命館大学と強固なディフェンスとアーリーオフェンスが特徴的な大阪人間科学大学の一戦。互いに激しいディフェンスやドライブインを見せるなか先制点を決めたのは人科大。力強いプレイで点を重ねる人科大に対して立命館はなかなか得点することができない。人科大は勢いをなかなか維持することができず、立命館がじわじわと人科大を追いかける。立命館#13稲盛の力強いプレーで得点するも、人科大#5金田と#14峰晴の3Pシュートが連続で決まり、点差が広がる。互いに激しいディフェンスとリバウンドが続くも勢いに乗った人科大が勝利を収めた。

第1Q、先制点を挙げたのは人科大。対する立命館も1対1で得点し、流れを掴ませない。両チームとも早い展開の攻撃となり、人科大の粘り強いディフェンスがじわじわと立命館に効果を出し始める。流れを掴んだのは、早いパス回しで得点に繋げた人科大。中盤、流れのリズムを生かし、ネットを揺らしていく。人科大は体を激しくぶつけ合ったディフェンスとリバウンドで#4塩田がゴール下のシュートを確実に決めていく。立命館は人科大の激しいディフェンスでなかなかシュートまで繋げることができないまま、23‐12で人科大がリードして第1Q終了。

第2Q、立命館が先制点を奪うも、すぐさま人科大#7須田のアシストから#14峰晴がネットを揺らし、得点を重ねる。流れを掴みたい立命館はスクリーンプレーから攻撃を仕掛けるが、人科大の硬いディフェンスに苦しむ時間が続く。立命館#17西田のドライブシュートでチームが活気づき、互いにゴール下の激しい競り合いが続く中、人科大は攻撃の手を緩めることなく点差を広げていく。ファウルが多くなった人科大に対して、1対1で攻める立命館。差を縮めたい立命館は1対1でシュートチャンスを作るが得点に結び付かない。立命館#13稲盛の1対1からのナイスディフェンスでチームは勢いに乗るも、激しい競り合いが続く中、39-31で人科大がリードして第2Q終了。

第3Q、立命館ボールでゲームが再開する。立命館はインサイドを駆使してシュートまで繋げるも得点を重ねることができない。人科大の粘り強いディフェンスで立命館のミスを奪い、#19清水が3Pシュートを決め勢いづく。ゴール下の競り合いは激しさを増し続く。追いつきたい立命館は力強いセンタープレーで勝負するが、粘り強い人科大のディフェンスに得点を重ねることができない。立命館#21杉野の1対1で食らいついていくも、人科大#14峰晴・#5金田の3Pシュートで勢いに乗り、点差を更に広げる。攻撃的なディフェンスと確実な3Pシュートで流れを掴んだ人科大が61−46とリードして第3Qが終了。

第4Q、序盤から両チーム激しい攻防が展開される中、人科大#4塩田が先制点を決める。立命館は、素早いパス回しからシュートを狙いにいくが得点を重ねることができない中、#18仲谷の3Pシュートでチームが活気づき、積極的に攻撃を試みる。しかし、人科大のディフェンス力を上回ることができない。立命館#13稲盛の力強いドライブで食らいつこうとするが、人科大のディフェンスがより一層激しくなり苦しめられる。攻める姿勢を崩さず得点に繋げる立命館だったが、人科大の勢いを止めることができず。85-64で人科大が勝利した。

記入者 宿久千種

第4試合

開幕から3連勝を狙う大阪体育大学と白星を飾って勢いに乗りたい天理大学の一戦。前半、最初に流れを掴んだのは連続得点を決めた天理大。一方の大体大は、鮮やかなパス回しから果敢に攻撃を仕掛ける。攻守の激しさが増しながら、29−28と大体大が僅差のリードを奪って、前半を折り返す。後半、リバウンドに攻め勝った大体大はセカンドチャンスを3Pシュートに繋げ、炸裂。天理大を突き放しにかかる。天理大も#4上中・#5一万田・#6足立の4回生を中心に果敢に攻め、必死に追いかけるも、大体大が最後まで冷静にシュートを決め、68-51で大体大が勝利。開幕3連勝とした。

第1Q、先制点を挙げたのは天理大。さらに天理大#6足立のスティールが成功し連続得点を決めると勢いに乗る。大体大は、鮮やかなパス回しから#11中村が3Pシュートを決め流れを渡さない。中盤に差し掛かり両者ともにディフェンスは激しさを増し、残り5分で天理大はチームファールが5回となるも、攻撃の手を緩めない。大体大は体を張ったインサイドプレイで得点を重ねるが、点差を離すことはできず14-14で終了。

第2Q、開始早々、天理大は連続得点を決め、流れを引き付けてリードを奪う。大体大は徹底したリバウンドで天理大にボールを渡さない。リードされた大体大は#7屋宜の3Pシュートで1点差まで詰め寄るが、天理大もキレのあるドライブインで#4上中が自ら切り込みネットを揺らす。互いにスピードのある展開の中、終盤シュートを入れ合う展開となり、大体大が逆転し、29-28と大体大がリードをして折り返す。

第3Q、決めては決め返すシーソーゲームとなる。高さを活かした大体大は、攻守ともにリバウンドを支配。オフェンスではセカンドチャンスに繋げ、3Pシュートを沈める。一方の天理大は、#5一万田が冷静に3Pシュートを沈めてチームの士気を高めていく。天理大は、巧みなディフェンスから#14近藤が3Pシュートを決め、中盤39-38と天理大が逆転に成功する。このまま波に乗りたい天理大だったが、大体大#10奥村が天理大のミスを逃さず、スティールし、そのままレイアップシュートを決め勢いづくと#15大吉が3Pシュートを決め、同点に追いつく。終盤、シュートの打ち合いとなったが、確実にシュートを決めた大体大が52-49とリードし、終了。

第4Q、お互い開始2分間、無得点の時間が続く。沈黙を破ったのは、大体大#10奥村の3Pシュート。離されたくない天理大だったが、攻守ともにリバウンドを取ることができない。大体大は外・中をバランスよく攻撃し、着実に得点を重ねてゆく。天理大は#4上中・#6足立を起点に攻撃を仕掛けるが、6分間無得点となってしまう。結局、第4Q、大体大は粘り強いディフェンスで天理大を僅か2得点と封じ込め、大体大が68-51で勝利した。

記入者 河村華奈

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